土灰で作られたシンプルで無地の白いお茶碗です。
「土灰」とは、雑木を焚き火した後に残る木灰のこと。灰に含まれている鉄分が、器を薄い青緑色に変化させます。その土灰の釉薬をかけて焼くことで、器の表面に小さな黒点や細かな粒が現れます。黒点は、釉薬に含まれる鉄分が浮き出たもの。自然な風合いを生かすため、あえて浮き出るようにしています。
一見すると無地のシンプルな椀に見えますが、触ることで感じられるザラッとした質感や付き方の異なる黒点が、2つとない表情を生み出しています。
近年の茶碗には見られない腰が丸い形状になっているのも特徴の1つ。手に持ったときにしっくりと手に馴染みます。
大きさは大と小の2種類。小は子どもから大人まで使えるサイズです。大サイズは深さがあり、お茶漬けなども楽しめる大きさ。大と小の2つで積み重ねると、大サイズのなかに小サイズがすっぽりと収まります。食器棚に収納しているときも美しく見えるのは嬉しいポイントです。
シンプルで主張が強すぎない風合いの、おすすめの白いお茶碗です。
