お鍋も、ご飯も、何をつくっても素材の旨みが楽しめる土鍋
熟練の職人とともに、古き良き日本の道具を「使い手」の立場に立った視点でつくり、発信し続けている 東屋(あづまや) 。その東屋から、耐火度の高い三重県伊賀の土と釉薬を使い、伊賀焼の伝統工芸士が手がけた土鍋が届きました。
かつて、琵琶湖の底だったという三重県伊賀。この土鍋は、その地層から採れる陶土を、ほとんど精製せずに、粗いまま作陶するそうです。
粗い土は、型での成形ができません。「おかげで、指先の指紋がなくなっちゃったよ」そう笑いながらも、黙々とろくろを挽く伊賀焼の伝統工芸士の手によって、ひとつひとつ、かたちづくられています。
そして、土と同じ伊賀の釉薬をかけたこの土鍋は、耐火度が高いことに加え、細かな気泡のある素地により、土鍋自体が熱を蓄え、食材の芯まで火を通すため、料理のうまみを逃がしません。お鍋もごはんも煮物も、何をつくっても普通の鍋でつくった料理とは違い、素材の味がしみじみと体に染みわたるのです。
極めてシンプルなようでいて、ところどころに人の手の跡を感じさせるかたち。石灰と黒飴の、白でも黒でもない絶妙な色合い。使うほどに愛着は増すばかりです。サイズは、8寸・9寸の2種類ご用意しました。家族の数や用途に合わせてお選びいただけます。
冬のお鍋にはもちろん、戸棚には仕舞わずに、年中食卓に登場する、定番「道具」としてお使いください。