■栗川商店 渋うちわ仙扇
熊本県の伝統工芸品にも指定されている来民うちわは、和紙に柿から採った柿渋を団扇表面に塗ることで、丈夫に保つだけでなく、柿渋に含まれるタンニンの働きで虫除けにもなり、年々色合いが濃くなりその変化も楽しめます。職人により、1本1本ていねいに和紙を貼り、いくつかの工程を経て仕上げられる柿渋和紙は、月日を重ね、だんだんと味わい深い色合いになります。乱暴に使わなければ100年以上もつといわれ、まさに一生もの。
手仕事のうちわから生まれる心地いい風と、柿渋の色を楽しむ時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。その長い柄が扇ぐ仕草を美しく見せるうちわです。
■公長齋小菅(こうちょうさいこすが)京うちわ
公長齋小菅(こうちょうさいこすが)の京うちわは夏の涼を楽しむものとして、ちょっとした贈りものにおすすめです。風情ある京うちわを、おじいちゃん おばあちゃん お父さん お母さんへ。または、粋な小物として夏祭りに浴衣に合わせて持つのも素敵です。
公長齋小菅は、1898年に東京日本橋で創業しました。竹が昔から生活と文化に深く関わってきた意味をよく理解し、暮らしを豊かにする竹製品を生み出すこと。21世紀に相応しい暮らしの道具として、竹製品を作り続けています。またその製品は宮内庁御用達で、世界の博覧会でも多数受賞をしています。
■栗川商店 渋うちわ 仏扇
熊本の来民うちわは、400年もの歴史と伝統を受け継ぐ、日本有数のうちわの産地です。その来民で作られるうちわのなかでも、独特の風合いと色あいをもつ渋うちわ。渋うちわとは、うちわの和紙部分に柿のしぶを塗り重ね、独特の光沢を出したものです。柿のしぶには、うちわ自体を丈夫にするほか、防虫の効果もあります。長く使えば使うほど、しぶが変化していき、深みのあるいい色艶になっていきます。
■栗川商店 渋うちわ 黒うちわ
黒うちわとは、うちわ扇面を青墨(セイボク)で塗り、柿渋で仕上げた渋うちわです。男性の浴衣に合わせても素敵です。
■中川政七商店 こけしうちわ
かわいらしい表情のこけしの団扇です。間伐材から生まれた木製の団扇に絵柄を手描きし、こけしに見立てました。扇ぐと優しい杉の香りが広がります。こけし好きの方へ、また夏の贈りものとしてもどうぞ。